食べることを通して自分を意識する
本日、勤労感謝の日は新嘗祭(にいなめさい)の日でした。
新嘗祭とは?
収穫祭にあたるもので、
本年の実りを神様におそなえし、その恵みを感謝する日。
宮中祭祀のおまつりのひとつ。
神様にお供えしたものは、そのあと、調理して祭りの参加者で分け合って食べ、
その行為を直会(なおらい)といいます。
参考リンク:直会(なおらい) ”神社本庁HP 直会について"
神様と人とで、ひとつのものを食べることで、
神様のめぐみを、ヒトの体に取り入れることができると考えての行為。
今日は神社の新嘗祭を見学させていただいたのち、
ご縁あって直会に同席させていただきました。
新嘗祭の儀式のなかで、かみさまにささげられたコメの一部を炊き、
おにぎりにしたものを分けていただきました。
ことしのおこめも、おいしくいただけること。
天の動き、地の動き、ひとの動き、肉の器(からだ)の動きに感謝しております。
食べること。
その行為は命をつなぐものであると同時に、たましいを喜ばせるためのものでもあります。
自分へのごほうび、として食べること。
じぶんの楽しみのために食べることも、ひとのたましいにとって必要なこと。
でも、
目に見えないものの力を受け取るための、厳粛な儀式としての食べることについても、
意識して過ごしてみてはいかがでしょう?
食べること。たべものをいただく。ということは、
ほかの命を自らのからだに引き継ぐことであり、
目に見えないもの(かみさま)の力を体に受け取ること。
じぶんのからだの中には、食事をとるごとにかみさまの力が入ってきている。
だから、
じぶんのからだをつくる細胞、エネルギーのなかにかみさまが入っている。
じぶんのからだは、自分自身のものであると同時に
かみさまから借りている器(うつわ)でもあります。
じぶんのからだを「大切に」「丁寧に」取り扱うこと。
少し、意識してみませんか?
修正:2018年2月4日;複数持っていたblogをVIVERE[ここ]に統合させました。記事更新日は引越し前と同日としています