形づくること
10月最後の日です。
ひさびさの夢見でことばがやってきました。
...
形あるもののすべてが、ここに「在る」わけでなく
形ないものの中にも、存在を持つものがある。
いま、形のないものは、存在を現せ。
...
ということでした。
これまで、じぶんの内や持ち物を通して表現すべき自分の形。
「本当の気持ち」「わたしの感情」を探してきました。
それらを探しているだけでは、存在は現れません。
他の人からも「あきらか」であるように、
表現の内容が不十分であるとじぶんでは感じるとしても
表現し続けていくこと。
それが、「存在を現す」ということです。
まずは、形から。
形にし続けていくこと。
形を現すことを日々の習慣にすること。
手帳におく、ちょっとしたメモ書き。
ふと気になったことのかきつけ。
それを外の世界へ表していくこと。
...それが、この先のじぶんの世界を豊かにする「はじまり」なのです。
かみさまに会いに行く遠足 ~那智の滝編4 帰り道と後日談
お付き合いいただいたみなさんにも、喜んでもらえてすっきり。
那智の滝編のしめくくり
滝を離れるバスの中で、名古屋からのバスフリー切符つきで参加した方からバスチケットを見せてもらいました。
そして、びっくり!!
「龍神自動車」のもじ発見(^^♪
交通機関は、龍神自動車だったんだ。龍神様の自動車で那智山参拝に来たんだ。
すごい~、うれしい。
※これは勘違いでした(途中で、熊野交通のバスに乗っていると気づきました)。
このフリー切符で乗れる龍神自動車のバスは、JR新宮駅から熊野本宮大社へむかう範囲。熊野本宮大社をめざすときは、龍神自動車のバスに乗れるはずです。
この後、17時過ぎにJR紀伊勝浦駅を出発する列車で名古屋方面へ向かいます。
車窓には、太平洋の丸い水平線がみえました。
大きさの異なるものがお互いを思いやること
写真では水平線がまっすぐに見えるけど、実際には水平線が少し丸くなってることがわかりました。地球ってずいぶんと大きい。
人の大きさと、惑星の大きさ。
ずいぶんとサイズがかけ離れているから意識しづらいけれど、
宇宙の中にある丸い地球のうえで、人としていま、生きているんだな。
もののけと人も、きっと惑星と人くらい大きさや時間の感覚が離れてる。
もののけの過ごす時間は、きっとおそろしく長くて。
人の一生からみて意識はしづらいけれども、そばにもののけさんがいて一緒に暮らしてるんだろうな。
修験道を考える
「もしかして、ようちゃんが行く場所は修行所ではない?
いつも、修行のお山につれてかれてるでしょう?」
友人に言われて、そのことに気づいた。
修験道のなにかを追いかけようとしてるようにも見えるような、見えないような。
修験道は、山岳信仰や自然崇拝、仏教など、あれこれまぜこぜで出来上がった日本のかみさまに対する考え方。でも、私はあまりよく知らない。これから、知っていこうと思った。
ふふふふふ。(きらきら)
オコジョさんがくるくる頭の上を踊ってる。
ということは、少しだけ正解?
生物としてのオコジョは「山の神様のおつかい」ともいわれてる。
高山に住む生物だし、めったに見ることができないからよけいにそういわれてるのかもしれない。...とすれば、オコジョさんも山の神様のお使い?
これから、勉強するのでしばしオコジョさん、正体を確認するのはお待ちくださいね。
帰り道に考えた
一人旅の多いわたしですが、
同じ道を、それぞれに目的をもって旅するのも楽しいですね。
見る目が違えば、感じ方も違う。目に映る風景も違う。
それぞれが、それぞれに知っていることを話しながら、
同じ空間に存在している時間を持てたこと。嬉しかったです。
ありがたいことだと思いました。
乗った列車は、大雨の影響で徐々に遅れ始め、名古屋駅には30分遅れで到着。名古屋駅からそれぞれの帰途につきました。参加いただいた皆様、ありがとうございました。
こうして、当日の13時に那智入りして17時に帰ってしまうという弾丸ツアー。那智の滝への旅はおわりました。
そして、後日談
帰宅は深夜となり、うきうきと眠りについたのですが、翌日はとても体が重い。
はしゃぎすぎて熱が出ていたと思ってたのですが、風邪でも引いたようです。
雨の音を聞きながら寝ているうちに、那智の滝であった龍神様が来てあれこれお話を教えてくれました。頭の中には、いろいろなイメージが落ちてきました。
物語は、世界樹が中央にある世界のお話で、不思議なローブを着た人たちが動き回ってました。そこでは、球体の電池みたいなものからエネルギーを取り出して暮らしており、人がそのまま空を飛んだり、不思議な作物を作ってもののけたちと暮らしてました。そのあと、冒険の旅が始まるのですが。残念なことに内容を全く覚えておらず。
「長編のファンタジー映画みたいなお話だな」と感じたことだけ覚えてます。
そのあと。不思議な世界と今の現象世界を重ね合わせて、ぎゅっと球体に抱きしめたと思ったら、世界の密度がギュッと詰まってきたような感覚になりました。
見えるもの、考えること、すべてがとてもいとおしい。涙が出てくる。
不思議な気持ちです。
この気持ちをたくさんの人が感じていけば、星が産めるんじゃないかと思いました。
その後も、いとおしい気持ちを感じたままの状態は続き、細胞がアップデートされているような感覚となりました。その後、熱は無事に引いて、現在に戻ってきました。
なにがアップデートされたのか、これから少しずつ分かるといいな。
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人は、人の作ったルールだけで生きているわけではなく、
自然界のルールの中にも生きています。
文明の中では、自然体であることや素であることを忘れがちになるから、
自然の中に出て、自然を見ることで人の内にある自然を思い出して調和をとっている。
そんな気がした遠足の日々でした。
これで、9月の遠足レポが終了。
つぎの遠足はどうなることやら。
かみさまに会いに行く遠足 ~那智の滝編3 那智の滝を堪能
那智山付近で思いのほか時間を過ごしたことにようやく気付き、那智の滝を目指して山を降りていきます。
青岸渡寺から三重塔の横を通り、道は整備されていて、所々傾斜が急になっている場所を除いては、歩きやすい場所でした。
飛瀧神社(ひろうじんじゃ)
☆飛瀧神社の鳥居前にて(顔半分だけこんにちは)
バス停横の鳥居付近から、10分程度で那智の滝正面にたどり着きます。
鳥居から那智の滝正面に至るまでは、スギに囲まれた空間。足元は濡れた石のため、少し滑りやすかった。
雨はもう降っていなかったのだけれども、もやっと空気の中に残っている水分と、ときどき落ちてくるスギの葉にのこる雨粒で、メガネが曇ります。
飛瀧神社は、熊野那智大社別宮。熊野の神様がもともとおまつりされていた場所であったとのことです。神社ができるよりも以前から、那智の滝そのものをご神体としておまつりしていたそうです。
那智の滝に関する詳細の参考▼にどうぞ。
そして、念願の那智の滝にご対面。
大きい!! 雨がふってたから水量も多い!!
やっと、ここまで来ました。
神社では、自分の誓いを述べることと教えてもらってから、せっせと「がんばります!」と誓っておいては、ヒントをもらうためにおみくじをひいてます。
ここでも、おみくじをひきました。
問いかけは日光でおみくじをひいたときと同じ。
「わたしの行動の導を教えてください。行動に移しますから」
応え。
誠意をもって動け。
多くのものとかかわり、ご縁の広がりの先に望みが待つ。
ひとの話をよく聞き、助け。誠意をもって尽くすことで道が拓くのですね。
がんばります。
那智の滝付近にて
ここ、那智では水の気配がかなり強い。台風が近づいているときに那智を訪れたからか、水の支配が強くなって龍神さまが近くにおりて来てる。
お滝拝所舞台へあがり、那智の滝に向けてお話してみました。
日光で、もののけさんと人が仲良くやるための方法を、龍神様に聞いて来いということだったので来てます。ヒントをいただけませんか?
まずは、深呼吸せよ。
球体の循環。自然の力。
ともに時間を過ごしている瞬間があることを体で覚えろ。
30秒吸って30秒吐く、何度か繰り返して深呼吸。
滝の付近にもやっとあった霧みたいなものが、わたしのからだを出入りし始める。
この気配は知ってる。三輪山でわたしに入ってきたなにかだ。
龍の気配が川の下のほうから勢いをつけて滝に飛び込んできて、那智の滝をずるっと上がっていったのが一瞬見えた気がした。そのあとから、滝の水は確かに落ちているのだけれども上にも上っているという、よくわからない現象が見え始める。
まるで、ウロボロスか、世界樹の循環図でみる水の流れをみているみたい。
大地(世界、宇宙)のすべてが循環する。
人も、自然も、大地も、見えない世界も。
すべてがともにある。
人の内をみて、人を知ること。
けれども、ひとの内には自然が含まれる。
自然を見て、ともに行くことを忘れるな。
伝えろ、感じろ。
そして、ともに行こう。
自分が自然の一部として、自分の在り方を見失わず。
ひとの暮らしとも、自然とも寄り添って生きていく。
見えない世界もあると信じて、見える世界を生きていく。
そういう意味なのかな、と理解しました。
この場所は、むすびの土地。
次の世への出発を夢見ていた地。
覚えておいて。また、おいで。
確かに。熊野は「結び」の地と言われてる。
人のご縁、ひいては生命も結ぶ。
むすびが「産霊(むすい)」であれば、すべてを産み出すかみさまの力を示す。
また、熊野は観音様の住んでいる場所へたどり着くことを夢見て海へ漕ぎ出す、補陀落渡海(ふだらくとかい)の出航地があった場所だし。
次の世を夢見る場所だから、始めたいと願っている誰かと一緒に、また戻っておいでって言ってるのかな。最後は、よくわからないけど。でも、また、来ますね。
こんどは、ゆっくりと。
舞台を離れるころには、見事な青空でした。光さす滝も神々しくて素敵。
那智の滝前の舞台は、滝のしぶきが飛んでくる。
深呼吸してると、滝の精気が体にみちみちと押し込まれてくる。
エネルギー膜の表面がはち切れそうなくらい、気持ちいい気配を吸い込みました。
これで、いつでも那智の滝を思い出せる。ありがとうございます。
...那智の滝編4(今度で最後)顛末記 に続く