かみさまに会いに行く遠足 ~那智の滝編3 那智の滝を堪能
那智山付近で思いのほか時間を過ごしたことにようやく気付き、那智の滝を目指して山を降りていきます。
青岸渡寺から三重塔の横を通り、道は整備されていて、所々傾斜が急になっている場所を除いては、歩きやすい場所でした。
飛瀧神社(ひろうじんじゃ)
☆飛瀧神社の鳥居前にて(顔半分だけこんにちは)
バス停横の鳥居付近から、10分程度で那智の滝正面にたどり着きます。
鳥居から那智の滝正面に至るまでは、スギに囲まれた空間。足元は濡れた石のため、少し滑りやすかった。
雨はもう降っていなかったのだけれども、もやっと空気の中に残っている水分と、ときどき落ちてくるスギの葉にのこる雨粒で、メガネが曇ります。
飛瀧神社は、熊野那智大社別宮。熊野の神様がもともとおまつりされていた場所であったとのことです。神社ができるよりも以前から、那智の滝そのものをご神体としておまつりしていたそうです。
那智の滝に関する詳細の参考▼にどうぞ。
そして、念願の那智の滝にご対面。
大きい!! 雨がふってたから水量も多い!!
やっと、ここまで来ました。
神社では、自分の誓いを述べることと教えてもらってから、せっせと「がんばります!」と誓っておいては、ヒントをもらうためにおみくじをひいてます。
ここでも、おみくじをひきました。
問いかけは日光でおみくじをひいたときと同じ。
「わたしの行動の導を教えてください。行動に移しますから」
応え。
誠意をもって動け。
多くのものとかかわり、ご縁の広がりの先に望みが待つ。
ひとの話をよく聞き、助け。誠意をもって尽くすことで道が拓くのですね。
がんばります。
那智の滝付近にて
ここ、那智では水の気配がかなり強い。台風が近づいているときに那智を訪れたからか、水の支配が強くなって龍神さまが近くにおりて来てる。
お滝拝所舞台へあがり、那智の滝に向けてお話してみました。
日光で、もののけさんと人が仲良くやるための方法を、龍神様に聞いて来いということだったので来てます。ヒントをいただけませんか?
まずは、深呼吸せよ。
球体の循環。自然の力。
ともに時間を過ごしている瞬間があることを体で覚えろ。
30秒吸って30秒吐く、何度か繰り返して深呼吸。
滝の付近にもやっとあった霧みたいなものが、わたしのからだを出入りし始める。
この気配は知ってる。三輪山でわたしに入ってきたなにかだ。
龍の気配が川の下のほうから勢いをつけて滝に飛び込んできて、那智の滝をずるっと上がっていったのが一瞬見えた気がした。そのあとから、滝の水は確かに落ちているのだけれども上にも上っているという、よくわからない現象が見え始める。
まるで、ウロボロスか、世界樹の循環図でみる水の流れをみているみたい。
大地(世界、宇宙)のすべてが循環する。
人も、自然も、大地も、見えない世界も。
すべてがともにある。
人の内をみて、人を知ること。
けれども、ひとの内には自然が含まれる。
自然を見て、ともに行くことを忘れるな。
伝えろ、感じろ。
そして、ともに行こう。
自分が自然の一部として、自分の在り方を見失わず。
ひとの暮らしとも、自然とも寄り添って生きていく。
見えない世界もあると信じて、見える世界を生きていく。
そういう意味なのかな、と理解しました。
この場所は、むすびの土地。
次の世への出発を夢見ていた地。
覚えておいて。また、おいで。
確かに。熊野は「結び」の地と言われてる。
人のご縁、ひいては生命も結ぶ。
むすびが「産霊(むすい)」であれば、すべてを産み出すかみさまの力を示す。
また、熊野は観音様の住んでいる場所へたどり着くことを夢見て海へ漕ぎ出す、補陀落渡海(ふだらくとかい)の出航地があった場所だし。
次の世を夢見る場所だから、始めたいと願っている誰かと一緒に、また戻っておいでって言ってるのかな。最後は、よくわからないけど。でも、また、来ますね。
こんどは、ゆっくりと。
舞台を離れるころには、見事な青空でした。光さす滝も神々しくて素敵。
那智の滝前の舞台は、滝のしぶきが飛んでくる。
深呼吸してると、滝の精気が体にみちみちと押し込まれてくる。
エネルギー膜の表面がはち切れそうなくらい、気持ちいい気配を吸い込みました。
これで、いつでも那智の滝を思い出せる。ありがとうございます。
...那智の滝編4(今度で最後)顛末記 に続く